2015年03月

 
どなた様もそろそろ薪の量を心配しながら、ストーブを焚いている事でしょう。
 
私もその一人です。
 
10月から本格的に焚き始めの方が多いのではないでしょうか?
 
そうすると、3月ですので約半年が経ちます。
 
もう、三寒四温とはいえないけれど、それでも寒暖の差が応えます。
 
雪消えまで1ヶ月ちょっとでしょうか。
 
イメージ 1
 
 
薪がもったいないので、燻す事が多くなる時期であります。
 
ちょろちょろ焚きが多くなる時期でもあります。
 
良く乾燥した薪であっても燻す事は簡単です。
 
 
イメージ 2
 
 
寒いから焚くのではなく、
 
何となく焚く場合に、あるいは、薪がもったいないからの場合に
 
よく燻してしまいます。
 
 
判りますよね?
 
 
 
アメリカからショッキングな写真が届きました。
 
イメージ 3
 
 
きれいな火花ですね、、。 いやいや。
 
煙道火災の写真です。
 
住居ではなく、メープルシロップ小屋です。
 
メープル小屋だろうが、住宅だろうが、煙突に火が着く理屈は同じです。
 
バーモントではメープルシロップ作りの最盛期が2月頃ですので、
 
今時期は最盛期あとの疲れた煙突内部である事は間違いない。
 
樹液を煮詰める為に薪を燃料とする農家も未だに多い。
 
 
 
簡単に言うと、
 
煙道火災は煙突内部に付着したタールに火が着く事です。
 
タールは液状のベタベタしたモノやキラキラしたガラス状のモノになります。
 
それに火が着く?
 
そう、液状ベタベタのモノに火が着くとは思えませんよね、、。
 
タールは熱するとお餅のように、プクーッと膨れてその液体量の何倍にも体積を増します。
 
カラカラに乾燥させられたタールは空気と熱があると、容易に火が着きます。
 
 
自分で煙突掃除を行ったけど、2~3日後にまた燃えなくなった・・。って、
 
ユーザーさんから連絡をもらう事があります。
 
ベタベタしたタールが内部にまだ残っていたのでしょう。
 
上記の通りの現象が起こり、内部を詰らせた訳です。
 
よって、正常なドラフトが生まれずに結果、燃えない。と、言う事になります。
 
 
煙は温度が低いと液化します。それがタールと考えてみてください。
 
どんな高性能なストーブであろうが、どんな良質な乾燥薪だろうが、
 
燃やし方を間違えてしまうと、想像以上のタールが発生します。
 
 
燻さないように上手にストーブを焚きましょう。
 
 
 
 
 
 
 
 

 
先週、白いネクタイを締めて、神戸へ向かい
 
めでたい従妹のウェディング・チャペルへ参列させていただいた。
 
長靴を数ヶ月ぶりに脱ぎ、スニカーを履き歩くと、
 
なんとも言えない新鮮な感覚だったな。
 
海外の方との挙式であり、親族パーティーはとても楽しい時間だった。
 
少し飲み物が入ると、皆フレンドリーとなり、盛り上がる。
 
私は、時間を見計らって下手なイングリッシュで自己紹介をした。
 
「 私、雪深い新潟の山間部で、薪を焚いて、生活しています。 
 
水道・ガス・電気はありますが、暖房はすべて薪を作り、依存しています。
 
1年のうち半分の時間を焚きます。 」 ってね。
 
それを聞いたご親族の皆様は、少しびっくりした顔で、
 
「 ソゥ グッド !」 って言い、それから、楽しい会話が弾んだ。
 
雪の降らない気候の安定した温暖な異国の地の皆様からすると、
 
興味の湧く内容のようだな。
 
 
 
 
物の譬えでよく聞く。
 
 
 
遠くの親戚より、近くの他人 って。
( 遠くに住んでいる親族よりも近くいる他人の方が心強く思われる。)
 
 
違うな、絶対に。
 
 
親戚は親戚だ、遠くに居ようが、近くに居ようが、親戚は親戚だ。
 
他人よりも深い絆がある。
 
そんな事を確認し考えさせられた、とてもおめでたい日だった。
 
 
ここ数日、そんな事を思い出し、薪作りに励んだ。
 
イメージ 1
 
 
まだ、雪が2mほどあるけど、春は確実に近い。
 
 
イメージ 2
 
 
再来年の冬の為に、コツコツと作る。
 
暖かく快適な暮らしの為に、作る。
 
薪ストーブがあれば、雪深い地域の暮らしも少しは楽しくなる。
 
イメージ 3
 
 
私は、周辺の山に生殖している樹種の殆どを、
 
薪として燃やす経験があったのだが、
 
今回、初となる エンジュ という樹種。
 
漢字で表すと、木へんに鬼と書く木だ。
 
いかにも、強そうな堅そうな木だな。
 
ただ、マメ科に属していることから、樹皮は柔らかい。
 
一皮向いた、樹芯は、
 
床柱や大工道具や斧の柄にも使われている事は知っている。
 
でも、薪として焚いた場合にどうなんだろうか?
 
2年しっかりと乾燥させて、焚いてみたいと考えます。
 
 
イメージ 4
 
 
割ったばかりのサクラの薪と黒く光るエンジュ。
 
どんな薪になるか楽しみだ。
 
 
 
 
 

↑このページのトップヘ