小屋裏スペースに点険口代わりに(90°T)を取付ける事は多い
煙突を外さずに煙突内部が簡単に確認できるからだ
特に高床式住宅の場合には効力を増す
なぜならば、屋根上には安易に登れないからだ
同時に、屋内から煙突トップの煤の状況も把握できる
コックを外し、手鏡を内部に入れ上部を照らしあてると
手に取るように状態が判る
それを用いることにより、煙突部材費が通常よりも加算されるが
理由をしっかりと説明すれば、全てのお客さんが納得してくれる
薪ストーブ工事は取付けてフィニッシュではない
必ずやらなければならない煙突掃除とメンテナンス
その事をいつも頭に置いている
だから、取付け後が当然の事ながらスタートになる
後付けでこの点険口を小屋裏に取付けるのは容易な事では決してない
雪降るシーズン中の緊急時にも、この点険口は活躍する
トップ内部についている縦メッシュの詰まりで起きるダウンドラフト時には
そこからブラシを入れロッドを2~3本も繋げばトップに行き着き
掃除が容易に出来、緊急時を回避できる
高品質・高価で安全な二重断熱煙突と言えども、内部を上る煙は
上部へ向かえば向かうほど冷やされ、液化に近い状態まで追い込まれる場合も多い
小屋裏の点険口を覗けば全てが解る
この時期の小屋裏作業は非常にキツイので
送風機を持ち込み工事をしています