大雪が降る時、1~2日薪ストーブを焚かないでいると
煙突トップはこんな感じになるね

丸トップだろうがラウンドトップだろうがバキュースタックだろうが
必ず雪が積もる
この状態だと煙がトップ上部からは抜けていかないので
ドラフトが非常に弱い状態になる
こんな時
火をつける

細かい針葉樹の焚き付けを入れ

着火するがいつものようには燃えない
そりゃそうだ、煙突トップの上部全体が雪で埋めつくされているからな
出口がふさがっている様なものだから当然だよね
元気良く吸い込む力(ドラフト)は殆どないに等しい
下手をすれば室内に煙が逆流する場合もある
こんな時は強制的に空気を送り込む事により
上手く抜けられない煙を吐き出させる

フロントドアを2~3cmほど開ける
この場合、必ずハンドルを手でおさえて炉内の炎の動きを確認する

煙はトップ下部からいやいやながら出て行く

吸い込みが安定した事を確認したらしっかりドアを閉める

ほら、もうトップの雪はありません

いつものように燃えるし
いつものように吸い込でいるね

トップローディングドアに取り付けてある温度計が
220~230℃を示したら
ダンパーを確実に閉めて二次燃焼モードへと切り替える
煙突トップから直接煙が出るので
この手法で良いのですが
煙道囲いのある場合の角トップ仕様は最悪となる
なぜなら、上部に積もった雪が四方八方に垂れ下がり
ガラリの部分を塞いでしまう
こうなると煙を吐き出す煙突内部から
ガラリの部分までの距離があり
なかなか、出口の雪が落ちない(解けない)
よって、豪雪地向きではない
雪割の付いた角チムニーフラッシングがベストだな
*トップに雪が積もっていないのに吸い込みが悪い場合は
煙突内部もしくは煙突トップの詰まりが原因です
煙突掃除を行いましょう
*フロントドアを数センチ開けて強制的に煙を吐き出させる方法は
ストーブ内の炎が煙突内部へ勢い良く上ります
煙突内部に煤・タール等々の付着が多い場合にこの方法を
行うと煙道火災を起こす可能性もあります