久しぶり
近況は変わらず です。
私の住んでいる魚沼市で、
魚沼の森未利用資源活用協議会が発足して構成員となっている。
早2ヶ月が経つ。
魚沼市は豊かな森林資源に恵まれいるのだが、杉の間伐材や広葉樹資源の未利用資源といわれるものの
利用拡大を図り、森林の整備、雇用の確保に繋げていく事を目標として協議する会。
構成員は 行政:(新潟県・魚沼市)
生産部門:市内森林組合・認定事業体 等
森林所有者:市内生産組合
製品製造:チップ・ペレット製造会社
需要側:薪ストーブ会社
で、副会長になった。(笑)
私の話は簡単だ。
杉の間伐材やら広葉樹等の森林資源は薪ストーブの燃料(薪)にすれば良い。
そして、それらを市内に暮らす薪ストーブユーザーへ無料で配布すればそれで良い。
少し話を掘り下げると、未利用資源の有効利用を促進させよう と言っても
それが何に利用できるか と考えた時にエネルギーにするのが一番良いと考える。
エネルギーとは理想的にはそれを必要とする地域で作るのが最も効率が良い。
山林が9割以上の魚沼市に暮らす人であれば薪エネルギーを利用しない事はナンセンスとも言える。
弊社だけの顧客でも薪ストーブユーザーは市内70件以上あるのだから
人口約4万人のその市内で100件以上の薪ストーブユーザーが存在すると思われる。
いや、200件以上かもしれないぞ。
皆、せっせと薪作りに奮闘している。原木だけでも無料で頂戴出来れば大喜びとなるだろう。
世界の一次エネルギー事情は原子力2% ガス22.1% 石炭28.1% 石油34.6%
再生可能エネルギー12.9% 内、太陽エネルギー0.1% 地熱0.1% 風力0.2%
そしてバイオマス10.2% バイオマスの内訳では
薪67% 木炭7% である。
再生可能な自然エネルギーである薪は人間たった独りでも作り出せるエネルギーであり
カスケード利用も大いにできる。
そもそもエネルギーとは現代社会では自由に選べるものであるべきだ。
なにも薪エネルギーだけが素晴しいものではないけど。
原発事故を経験してしまった日本人としてこれからはもっと個人でエネルギーを選び
自分の暮らしに結びつける努力が必要とされる。
何事も基本的には自己責任だと、それを美徳と思う人々が少しでも多くなるよう願う。
私の話は簡単だ。
お金があれば荒れた山林へ林道を作りあるいは索道をかけて間伐材や
広葉樹を搬出して里へ下ろし、薪を作り市民(ストーブ使用者)へ配布する。
そして山へ広葉樹を植樹して行く。
その後、山へのメンテナンスも行い易く作業軽減に大いに役立つ。
・・・・。
お金があればの話だ。
何千万円いや何億円掛かるか全く判らない。
無責任であるが私はその業種ではないので算出出来ない。
日本の里山は散々たる状況下にある とよく行政は言う。
まったく、その通りだ。
今まで(過去)の国策や補助金体制には反省すべき点が行政側にも民間側にもあろう。
今までの ツケ を ぺー するには大金が掛かるのは当たり前だ。
なのに判っちゃいないな。
私の話は何千万円 何億円という大金を出せ という話しでは決してない。
現在、建設工事や林道工事等々あるいは間伐作業等によって発生する材は
廃材となり産業廃棄物という扱いとなっている。
チップ工場でも搬入コストが問題となり産業廃棄物は受け入れない。
要は資源(有価物)ではないと行政側が見なしている事が問題であると言える。
山の資源を有効利用しよう と言っている側が資源をゴミに摩り替えている。
これは大問題だぜ。
私は考える。
行政が工事等を発注する際、発生する木材の産業廃棄物を薪の規格に切り揃えるよう
指示を出し、その経費(処理費)として行政が支払えば別に何千万円も経費が嵩む事は
ありえないと考える。人件費が殆どで雇用確保にも少しながら繋がる。
国土交通省が実施しているダムの流木の無料配布と考えは同じである。
薪に出来ない枝葉は処分費が必要になるがチッパー等の機械で現場にて粉々に
して自然回帰するのも一つの考え方だと思う。
山林から出る資源を産業廃棄物と誰が決めてのだろうか?
バイオマスエネルギー促進と言いながらエネルギー源を高額払って捨てているのは誰?
豆腐製造業から出る
おから は
産業廃棄物に属すらしいが、私は食べている。
おからは資源を有効に利用している良い手本ではないか。