2011年02月

ここ数日は陽気が良い
とてもうれしい!そして気持ちがいい!
そしてそして仕事が出来る!
あれほど降り続いた雪もこの太陽の光で少しではあるが融けて行くぜ
この間(どの間?)オラを楽しませてくれているおもちゃが
コイツだ!
 
イメージ 1
 
「 THE触媒モニター 」
二次燃焼室内温度測定器とでも言いましょうかね
触媒式ストーブのちょっとしたおもちゃ
 
通常燃焼時にその本体の赤いボタンを押すと
温度を表示する
 
700℃か
 
いいんじゃないの
 
少し一次空気を絞ってみよう
 
イメージ 2
 
ほぉー いいんじゃないの
 
もっと絞ってみよう
 
イメージ 3
 
うほぉー おもしろい
 
ちなみに温度表示が300℃から650℃位が
燃焼効率が最も良い理想的な温度範囲
と言う事である
 
 
いいんじゃないの
 
 
 
 
なになに
明日からまた寒波がやって来るってか!?
 
声を震わせながらFMラジオが言っている
 
 
・・・・・。
 
 
 
 
Digital Catalytic Monitor
 
According to the weather forecast , it will big snow tonight.
That sounds like a real problem
I was supposed to finish this report by today,
but I need more time.
I have a headache.
 
I feel like going nice trip ・・・・・.
 
 
 
 

全国TVニュースでも今回の豪雪が毎日報道される
ここ魚沼がどうやら国内No.1の積雪量らしい
4m超えましたからね
場所によっては5m近くになっている
これと同時に魚沼市民の疲労もピークとなっている
オラもその一人、完璧疲労困憊です・・・
 
 
自然落雪方式の家でも今回の低気温で降る雪は屋根に積る場合が見うけられる
屋根材の劣化も原因の一つといえる
雪止め金具は当然付いていないので屋根上に上がり雪下ろしをすることは出来ない
困ったものだ
 
雪下ろしを行う屋根は金具あるいはアングルが屋根に付いている
即ち降雪期間は屋根の雪を下ろさなければならない
今期のように止まずに降り続くパターンでは大変だ
 
豪雪地域の薪ストーブ屋としてはこのような現状を予想して
屋根煙突工事を行っていますが
今一度、金具付屋根(積雪屋根)と煙突の関係を考えてみましょう
 
 
イメージ 1
掘る屋根(金具付屋根)にはこのように雪が積もります
けしてオーバーなイラストではありませんよ
 
 
 
イメージ 2
①は水下にフラッシングにて貫いている煙突です
部屋のコーナーにストーブをセッティングする場合に多いモデル例です
このパターンは屋根面から立ち上がっている煙突の長さは
せいぜい2m程度となります支持金具を取り付ければもっと長く出来ますが
その金具に雪が積もり金具の変形を起し煙突が引っ張られます
又、積雪と同時にドラフト(煙突の吸引力)が弱くなる傾向が早く現れます
①の場合、耐雪型フラッシング使用でも小まめな雪下ろしが必要不可欠です
 
②は水下方向に煙突が出ている場合です
これは豪雪地としては問題外の施工方法となります
絶対に行わないようにしましょう
なぜならば、雪の重みが煙突全てに圧し掛かります
最悪の場合、煙突が曲がり折れ落下します
又、煙突長さが短くなる為正常のドラフトが生じません
水下側に煙突を出す事はやめましょう
 
 
では、どんな煙突セッティングが豪雪地向けなのでしょうか
それはこれですね
 
イメージ 3
 
基本は屋根棟付近に煙突をもっていくことです
法令よりも煙道を400mm~600mmは長くします
それは積雪時の正常ドラフトを守る為です
耐雪型フラッシングシステムでも良いのですが
やはり、◎のチムニーフラッシングシステムが最良と言えます
ルーバータイプだと、その屋根の上に雪が積もり潰れる場合がありますし、
ルーバー排気面積が広いため吹雪くと直ぐに詰ります
その点チムニーフラは煙道先端のトップ(デーモントップ)が目視出来ますし
安定した排気がつづきます
 
このように雪国豪雪地域では無降雪地域と比較しても
違いが明らかにありますし、使用部材も異なります
煙突施工はその施工地域に合ったものでなければなりません
薪ストーブ専門雑誌がここ近年は増えていますが
雪に対しての記載・コメントは全くありません
暖かい地域あるいは降雪量の少ない地域事例・施工が記事となっている様です
北陸・山陰地方でも記録的豪雪となっている現在
煙突施工も今までのような考えや方法論だけで良いのでしょうか?
 
ホントおかしいと思いませんか?
 
薪ストーブ = 寒いところ = 雪 = 積雪 ってもう一度再考しなければならない
 
 
 
 
新潟県内は豪雪仕様をお勧めします
そして煙突は基本的には真っ直ぐが良く
屋根棟付近に出す事により水周りや雪に対しても
安心が得られます
 
雪害は暖気が起きてから始まります
低温で乾燥していたフワフワな雪というのは晴れ間が覗くと
溶け出し水分を含み重たい雪と化します
そして重力外方向へも動き出し
煙突を圧したり引いたりします
 
何十トンもの力でね
 
明日から若干の晴れ間があるようです
 
気をつけなければなりませんよ
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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