薪ストーブを上手に使っているのか、いないのか。
自分では、なかなか判断に苦しむ場合があると思います。

「ストーブを上手に使う」の定義は当然一つだけではありません。
最低限のルールがあるにしてもそれは、ストーブを使用する人の数に値し、
皆それぞれ個の流儀を見つけていることでしょう。

ここでは、その中でも上手に使う目安として少し書いておきます。
使用している薪ストーブの燃焼室が、白くなっていますか?
触媒式だろがクリーンバーン式だろうが多燃焼式だろが、すべてのストーブに言えます。

真黒な煤が燃焼室内に沢山付着している場合は、上手に焚いていない証拠の一つと言えます。燃焼室内は薪が一次燃焼として燃える部屋です、そこに煤やタールはたまたクレオソートが付着しているという事は、完全に一次燃焼温度が低いという証拠です。(完全燃焼していない。)
もしくは燻している証拠にも繋がります。(タールの付着有)
ストーブに取り付けている温度計はきっと150℃~200℃未満の温度でしょう。
この場合、煙突より白い水蒸気の煙とタールの匂いが出ています。

薪ストーブは1次、2次、3次と燃焼を繰り返す鉄や鋳物の箱です。
初めの1次で上手く燃えない場合は2次・3次へ行っても上手く燃えません。
薪ストーブの燃焼は1次燃焼がとても重要であり大切です。
触媒やクリーンバーンに依存して焚く機種こそ1次が大切になります。
1次が上手く行かないと2次燃焼装置が破損したり、煙突トップが早期に詰まります。
触媒もクリーンバーンも魔法の装置ではありません。


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しっかりと乾いた薪を丁寧に。

煙突の不備、ストーブの不備によっても上手にきれいに燃えない場合があります。
シーズン真っ只中、ストーブの火を落とした時間にユーザー点検を行ってください。