2016年12月


バーモントキャスティングスの中でもっとも小さなストーブ。
1999年発売から17年、たいして目立ちもせず、人気モノになることもなく、
しかしながら廃盤機種にもならず、と、不思議なポジションに現在も居座る。

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発売当初の懐かしいカタログ、その単純なシガータイプストーブの構造が分かる。
どこの薪ストーブメーカーにもあるクリーンバーンシステムを搭載。
ボックスタイプのどこにでもある薪ストーブとも言える。

誰が取り扱っても無難な燃焼をするだろうし、シガータイプ独自の燃え方を楽しめる。
小型ながらも底力をもっている。私も1台焚いている。

ところが、

聞くところによると、良く燃えない薪ストーブと言われている ようだ!?

煙突関連・ドラフト関連・住宅気密関連・等々の薪ストーブを心地よく焚ける環境には
問題ない不備もないと聞く。現使用者からは煙突掃除もしっかりと行っていると聞く。
沢山の話を伺うとガラス窓も真黒に煤けるし扉を半開きでないと煙が煙突へと上って
いかない。



試してみて下さい。

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ドアを外し、マニーホールドを外し、
水色の部分に3~4mm程度の隙間があるか確認します。
ここから燃焼用の1次空気が流入します。ガラスを曇らせないエアーカーテンとしての
重要な役割もします。

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隙間がない場合はガスケットロープを張り替えるか、もしくはドア本体の水色部分を
グライディングします。ガスケット(4.76)を使用します。ペラペラなガスケットが
新品時にはセットされている場合が多々ありますのでご注意下さい。

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マニーホールドのボルト穴より上部はガスケットロープは貼り付けないで下さいね。

グライディングする場合は削りすぎないよう注意して、ガラスを当てて確認しながら
作業を行います。(バリを取る程度の感覚で行う)

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隙間がしっかりと確認出来たらマニーホールドを取付けて、完了

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ガラスも曇らず、きれいに燃えます。

シガータイプのストーブは時代を温めてきた歴史があります。
現代のストーブとデザイン的に比べると少し古臭さがあるようにも感じますが、
そこが魅力の一つでもあります。

これからもあってほしい薪ストーブの1台です。




雪が降り真冬へと進む今日この頃。

もう雑誌は2017年の1月号なんですね。

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文筆家・イラストレーターの遠藤ケイ氏が自ら取材をして書く、

「仕事師の仕事場」。

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中村工房出ております。

好評発売中でございます。

遠藤氏の独特な絵と文でわたくしとてもカッコよく描くかれております。



遠藤ケイ 民俗学的な考察をベースに、人と自然とのかかわり、職人の技をみつめる作品を
     発表している文筆家、イラストレーター。
     主な著書に「男の民俗学」(小学館文庫)などがある。



今年もこちらのお宅でクリスマス気分を存分に味わいました。

恒例となりつつある年末に行う、

バーモントキャスティングスの暖炉ウィンターウォームのメンテナンスと煙突掃除。

もう16~7年お世話になっています。

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アメリカではガス暖炉も沢山ありますが、

やはり、本物の薪を焚くという事は飽きませんね。

本物ってホントに良いですね。

ノンアルコールビールと大好きな海老カレー2杯いただき、

一足早くHappy Xmas となりました。



12月の山が好きだ。

今年も裏山へ杉の薪作りへ。

紅葉がすっかりと終わり、降雪前の静かな針葉樹の森はとても落ち着く。


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もう二十数年間12月のこの山へ入り、

恵みを頂き、それを焚き暮らしている。

この杉たちも確実に大きくなっている事もはっきりと分かる。



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日当たりが悪い場合、木元は丸く育たず楕円となる。

それらを間伐する。

年輪が78年~80年の杉の木。

大先輩だ。

この場所で80年黙って生きてきた物への偉大さを感じる。




薪ストーブと出会わなければ、木の持つ強さと優しさは分からなかっただろうな。

たかが、杉の薪でも 大切に薪ストーブで焚こうと思う。

そして、暖かく暮らそうと思う。

来週からここは雪となるだろう。



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